朝から、大人8人と子供3人みんなで田植え、補植、糠まきまで、予定通り終了。おにぎり食べながら、スイカ食べながら、よく働きました。
子供たちの記憶に残る一日になったかな。
結局、糠は500kg手に入ったので迷いましたが、1反の田んぼに300kg(300kg/反)と、2反の田んぼに200kg(100kg/反)まきました。
除草目的には十分、肥料目的には多すぎと少なすぎで、来年の為の参考にちょうどいいくらい。 300kg/反は倒れちゃうと思うけど、8月中頑張ってくれれば十分。 苗は発芽が不十分だったので、最後まで不揃いのまま、特に小さい苗や肥が切れたような薄い緑の苗が目立ちました。 苗作りは来年の大きな課題。 今年は2回の代掻きで、コナギやヒエの一回目の除草はできてるし。
とりあえず、田植えまでにやろうと思った事は、やりました。 さぁ明日からは、結果の検証と考察の日々です。草取りと・・・。
旧暦では、今日から5月。去年より10日早い、仲夏の季節となりました。 暦の上では、太陽の視緯度が80度となる6月11日が入梅。古い暦では、芒種(五月節)以後の最初の壬(みずのえ)の日が入梅。今年は、芒種がちょうど壬となるので、6月6日。ちなみに、小暑(六月節)以後の最初の壬(みずのえ)の日に出梅、今年は7月16日。
最近の気温や雨や日照をにらめっこ中、今年は随分梅雨入りが早まりましたが・・・。このまま梅雨明けも早くなって、立秋以降の真夏日が少なくなれば、少し遅れて種まきをしたうちのお米にとってはいいんですけどね。
土曜日の田植えに備えて、今日代掻きを済ませました。 写真は、田んぼの片隅で米ぬか散布による除草効果の実験の様子。
嬉しいことに、効果は絶大でした。糠の膜を張っているようで、コナギがちょこちょこ顔を出してる程度。米ぬかの量も、300g/㎡と150g/㎡を試しましたが、150g/㎡まけば十分効果がありました。 ということで、今年は2枚の田んぼを反当り200kgと100kgで米ぬかをまいてみます。肥料に換算すると、反当り200kgで窒素分が約4kg、100kgで窒素分が2kg。倒れやすい品種なので、こんなんでやってみます。
問題は、計400kgの米ぬかをまくのに、一体どんだけの時間と、均一に上手くまけるんだろうか・・・。これは、やってみないとわからん。
最近、オタマジャクシすくいに夢中の娘。 去年より、すくってくるオタマジャクシの量が、めちゃ増えました。どうやら、オタマジャクシの正しいすくい方を発見したようで、娘にコンコンとオタマジャクシのすくい方のレクチャーをうけました。
・ まず、オタマジャクシは冷たい水のところにはあまりいないので、水が暖かいところへ行く。
・ オタマジャクシは泥や草の陰に隠れているので、石を投げてオタマジャクシを見つける。
・ 最後に、水をバシャバシャして目標の場所にオタマジャクシを追いこんで、アミですくう。
・・・・。
これがまた、お見事。 長女がすくってバケツに入れた大量のオタマジャクシを、次女がおたまですくう・・・。
それにしても、水を早くから入れたせいなのか、去年よりゲンゴロウやタガメの数が増えた気がする。蛇も増えたけど。
そして、予定通り雑草(特にコナギ)の大量発生。 思ったより、ヒエが生えてこないので、明日は水を切ってみて、バァーっと芽が出てこないもんかな。 で、木曜日に代掻き。
今年の「2回代掻計画」。 2週間以上草が生えるのが遅れてくれれば成功、1週間以内に草が生えるようなら失敗。 さてどうでる!?!?!
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種まきして22日経過。 たまに水やり忘れて干からびたり、たまにビニールはがし忘れて40℃以上にさらされたりしながら、大きくなりました。田植えは6月4日の予定、あと1週間です。
相変わらずの不揃い苗達で、第5葉までほぼ完成している苗もいれば、第4葉がやっと始まった苗も。よく見ると、第2葉の先が枯れて茶色くなってます。まぁ大丈夫なんだろうか・・・。 教科書にかいてあるよい稚苗とは、下記3点。
・ がっちりして充実感があり、葉がみずみずしい緑色をしている
・ 第3葉が幅がひろく鮮やかな緑色をしていて、垂れ下がっていない。活着期の成長に必要な炭水化物は、主に第3葉で生産され
るので、この葉の光合成能力が高くないと、その後の生育が良くない。
・ 第1・2葉および第3葉の葉鞘が細長く徒長していない。これがあまり伸びすぎると、第3葉の形成に使われる胚乳が少なくなり、
苗の光合成にとって大切な第3葉の生育が悪くなる。
良い悪いは独立栄養成長が始まる第3葉以降。 もう周りの田んぼは田植えが終わっており、比較する苗がないので何とも言えません。 発芽以降は30℃未満10℃以上の適温だったのはよかったと思うけど、先週ぐらいから成長がゆっくりしてきたような気がする。
とりあえずお米作りは何から何まで、さっぱりわからん。
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娘の雑巾掛け。がんばるようになりました。 私が子供の頃も、2階の廊下の雑巾掛けをよくさせられた。
祖母が毎日雑巾をかけていた頃の廊下は、本当に光っていたそうです。 今でも、生きている無垢の木は、手入れしようと思わせるほど味があります。しかし死んだ集成材は、雑巾を掛ける気にもならないぐらい、すれて汚れてしまった。
残念な事が一つ、今2階の廊下は雑巾を掛けるところか、母の物置(ゴミ置き場)となり入ることもできず、もう何十年も雑巾掛けも出来ないまま閉ざされてます・・・。
もったいないとか、何かに使えるとか思っているうちに、物どころか家までゴミになっていくだけなのに、さびしい次第です。
話がそれましたが、娘たちもこうやって雑巾を掛けて、この家が好きになって、大人になり戻ってきて、この昔の風景を残してくれたらうれしいです。 仕事の上でも、いつも思うことです。本当に戻ってきたくなる家、暮らしたくなる家、大切にしたい家、好きな家。
そんな家を設計して、残こす仕事をする。 そのためにまず必要なことは、歪んで割れて手のかかる無垢の木と土で家を知る事、作る事。
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今日は、こいつで遊びました。 最後のEXTREMEは吹っ飛ぶとこでしたが、最高の一日なり。
http://www.youtube.com/watch?v=Engs3V99HVg
http://www.youtube.com/watch?v=Llm5PcFExVk&feature=related
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5月5日に種まきして、5月13日(8日後の様子)。 気分をドン底まで落としてくれる このふぞろいの苗達。
さて、冷静に現状を検証。 待っても待っても苗が出てこない所は、まさかのまだ種子が発芽してない。 そういえば、しっかり発芽したか確認してないし、暑かったのであまり保温してなかった・・・。 噂には聞いていたが、雀達に種を食べられお返しに、糞ともみ殻が散乱。 さすがの大雨で、ビニールの屋根から大雨漏りで苗が掘り起こされた。 覆土は、多いよりも無い方が良いくらい、少なくて良い。 水平が出てなさすぎ。 おかげで、沈んでいるところは苗の成長が悪く、浮いてる所は良い。稚苗の頃までは、あまり水は必要ない。
とりあえず、もう一回発芽させるか・・・。 発芽の最適気温は30-34℃、最高限界40-44℃。育った苗には悪いけど、やり直し。 鳥よけのネットを付けて、ジョウロで何回かに分けて水やりをする。 多めに作ったけど、その分は雀に食べられたかな。 田植え後に苗がそろってないのも困るけど、田植えの時に苗箱が隙間だらけだと困るよなぁ。 田植え後に大補植作業が待ち構えてると思うと・・・ゾッとするな。 この先、どんな困難が待っているのか想像もつきません、おそるべし苗作り。
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http://www.kisogawa-biyori.com/top.html
今日、きそがわ日和2011の news letter が届いてました。 今年は「川の家・町の家プロジェクト」、うんうんうんうん・・・。 コクウ珈琲に2Fができて、6月には展覧会やってるみたい。 楽しそうだし、いってみよ。
こういうの見るのも好きですけど、企画するのはもっと楽しいんだよね。 うちでも、今年もささやかながら小さなホームコンサートと催しをやろうと思ってますけど・・・、今年も
とりあえず、珈琲いれるとするか。
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今年は、5月1日が八十八夜(立春の87日後)、2日が旧4月1日となり旧暦では夏、そして6日は立夏。
近所では、朝から草刈りの音が聞こえ、農道ではトラクター渋滞、庭にはツツジとモクレン、新緑の草木や茶畑、夕暮れからは蛙の鳴き声。 野良仕事が気持ちいい、夏が来た。
山からの水で浸種しているお米。 なぜかもち米には異常が発生した為、今年は中止。
田植えの為ではなく、水草を生えさせる為の代掻き。 計算通りにいけば、今年は草取りが楽になるはず・・・。
今年初めての種まき。 試験的に、種籾の量を変えたり、土の量を変えたり。 まずは、無事田植えを迎えられますように・・・。
去年より3倍の面積になった畑。鳥や獣の被害にあう野菜・手間のかかる野菜・よい野菜の組み合わせ、それと雑草と水やりの事。 去年の反省をして、今年はかなり緻密な作戦をたて、いざ種まき・苗植え。
今年の野菜たちは、カボチャにスイカ、トウモロコシとラッカセイ、しし唐・ピーマン・唐辛子・パプリカ、キュウリにトマトにナスにオクラ、サツマイモにトウモロコシにモロヘイヤにアスパラガス・・・。それと、ジャガイモと大根と人参とねぎとサトイモと玉ねぎとキャベツとレタスが埋まってます。 あと枝豆とニンニクもこれから。 僕の係は米と枝豆とサツマイモ、他は妻と娘の係りです。
今年は、旧4月1日が八十八夜の翌日、昨年は13日後、一昨年は7日前。 もうひとつ「九十九夜の泣き霜」という言葉があるそうで、今年の九十九夜は5月13日。 去年よりは少し早く梅雨があけ、秋もその分早まり、去年のような残暑はないと予想をして・・・、 まぁ健闘を祈ります。
雀隠れ
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「道の家」のお施主様は、かわいいお子様とお若いご夫婦。 当初からのご希望は、無垢の木で囲まれた家族の部屋(LDK)と、小窓がついた屋根裏(子供部屋)、一言で「木の家」がほしいとのこと。 あとは水野設計室の感性におまかせでした。
ある程度プランが決まった時点で、とにかく木を使うこと、予算が限られていること、お施主様で特に工事会社が決まっていないことを考えて、「道の家」では入札ではなく、材木から自社でされている工務店を一社絞って進めることになりました。 お施主様と工務店の仕事を見比べながら、「道の家」に合った工務店を探し、直接会いに行き、1月に工事会社を決めました。
その後、工事会社と特に材木について打ち合わせをして、予算を抑えつつ楽しい図面が完成。本日、図面を工事会社に提出。
次は、見積もりが出来たら図面の修正をして、工事金額を決定して、6月には工事がスタート予定。
工事会社は岡崎製材所。 八百津の材木屋さん、2010年には中部建築賞受賞。
道の家 1 (打ち合わせ中) ← 物件LIST → 道の家 3
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今日は雨の中、信州へ。 築100年を経過した蔵(土蔵)を、再生して暮らしておられる蔵人の家を見学に。
1つ目の家は、10年前に移築された家。 写真は2Fの様子。手前の部屋は子供たちのたまり場(?)、奥の部屋は子供部屋で隅には薪ストーブの煙突、天井には堂々とした小屋組み。 床は檜の板張り、天井には2重に断熱材(ウール?)、壁は竹小舞から土塗りまでご自分で作業されたとのことで、とても味のある仕上がりでした、もちろん土壁には断熱材は入っていません。窓はペアガラス。 めっちゃビックらこいたことが、暖房機器が薪ストーブしかないこと、ここは長野県松本市・・・。 天井以外は木と土、延床面積は約38坪。10年暮らしていらっしゃるので、思っている以上に天井の断熱材を入れれば、土壁でも冬は大丈夫なんですね。 たしかに家の中は木や土のぬくもりを感じましたし、また今日は大雨でしたが家の中はカラッとしていた。土壁や無垢の木の調湿性能・断熱性能は、やっぱり良いと感じました。 書いていいものかわかりませんが、予算は2000万円とのこと。再生前の蔵と解体費と輸送費が300万、基礎と建て方と屋根(ガルバ)で1000万弱、他はサッシや設備や木工事・・・、土壁の原料(土・竹)も再利用されたとのこと。
ご夫婦にそれぞれお話をお聞きした所、ご主人はほぼやりたいことができて大満足とのこと。 10年経過した現在も家づくりは進行中で、家族の成長や暮らしに合わせて、いろいろ考えて家を造り続けて行くことが楽しいとお話していました。 奥さまの不満は一つ、収納が少ないこと。 それ以外は不満もなく、近所の子供たちが集まるこの家で良かったとお話されていました。 もし予算がもう少しあれば、何をしましたかとお聞きすると、お二人とも口をそろえて「職人の技術」にお金をかけたかったとのお答えでした。
2つ目の家は、3年前に現地再生された蔵。 写真は1Fの様子。 蔵の扉から入って正面にテーブル(作業机)、右奥がキッチン、右手前には2Fに上がる階段箪笥、左奥がトイレ・バスルーム、見えないですが左に赤のアンコール。 時間を感じさせる無垢の木々、窓は小さく板張りの壁に囲まれて、照明は蛍光灯は一つもなく全て目線より下に白熱電球、明らかに意識して計画された空間です。 この蔵は再生するにあたって、やはり基礎が問題だったようで、土壁をとらずに蔵を持ち上げて基礎をやり直したそうです。基礎工事は、おそらく坪20万円かかったとして、600万円ぐらいだと思います。ユニットバス以外に既製品はほとんどなく、窓枠も家具も造り付け、細かい所までこだわった跡が見られました。
日本の古い蔵で、世界中の古いものに囲まれて暮らすオーナー、今後の改装計画を楽しそうにお話されていました。
今回のこの企画では、遠い所からも多くの人が集まり、特に現在使用していない蔵を何とか残したいとお考えの方が多かったです。 私も、寒い地方の民家を見学させてもらえて、いろんな立場の方のお話をうかがえて、大変参考になりました。 私の地域にも蔵はまだ残っていますが、使われているものは少なく、壊されるか朽ち果てるのを待っている蔵がほとんどです。日本の田舎には、蔵のある風景を残していきたいものです。昔のように利用できなくても、今の建物とは比べようのない100年200年と持つ蔵を、何かに利用して残す方法を考え、お手伝い出来ればと思いました。以上。
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約20坪(6間・3.5間)の小さな農家です。 構造材はほとんどが古材で、移築して建てられていました。 葺き替えていない瓦を見る限り、おそらく移築後100年は経過していると思います。 持ち主(70代)だった方に聞いたところ、いつ建てられたかは不明。南側の建具をサッシに変えた事の他は、子供のころから何も変わっていないとのこと。40年前に大屋根の瓦を無理をお願いして葺き替えたとのことで、雨漏りはありませんでした。 約20年使用されておらず、風呂・便所(汲み取り)は別棟。
敷地は、家の北側(北は上)には畑、東側には風呂・小屋・便所・はなれ、南側は庭、西側は道路。 特に北側と東側は、家よりも地盤が高くなっており、家の水はけは悪く、雨の後は家の周りが水たまり。 軒下には物が放置されたままで床下は風の通りが悪い。 基礎は小さな玉石、土台は腐食している部分が多く、ずれている束が数か所ある。 建具の建てつけが悪く、柱と土壁との間から光が洩れており、明らかに地盤の不同沈下により傾いている。 幸いにも、今まで災害に耐えてこられたのは、平屋20坪という規模だったからと思います。
初めてこの家に入った時、戸は締め切ってあり真っ暗で、懐かしいカビ臭い古い家の匂いがしました。 奥の部屋をよく見ると、各部屋に裸電球がぶら下がっており、座敷に上がろうと思いましたが、足の踏み場がありませんでした。 上を見ると、天井の明りとりからの光で、土間の吹き抜けの立派な小屋組みがうっすら見えました。
暇があれば掃除をして、やっと家の中のものをすべて出し、戸を開け放って、間取りを調べました。 まず残念だったことは、柱や梁そして土壁や建具には、べったりとペンキが塗られていたことです。 次に驚いたことは、上座敷の縁側と納戸の廊下は移築後に改装されていました。 その仕事の跡を見ると、明らかに職人の仕事ではなく、素人の仕事でした。 おそらくご主人自らで、柱を立て敷居と鴨居をつけて小壁をぬって障子を入れて、寒さをしのいだんだと思います。 他にも欄間を小壁に変えたり、水屋の隙間をはじめ家中の隙間に、糊で紙が貼られていました。 また、雨どいや生活排水・雨水の排水工事も、ほとんどの事はご主人自らで作業をされていました。
隣に住んでいる90歳のおじいちゃんにこの農家の事を聞いたところ、「わしが小さいころからボロかった」とのこと・・・。ただ、「このイモグラはものすごく評判が良かった」とイモグラ絶賛でした・・・。
将来的にこの農家を残す事、またはここで安全に暮らすことを考えると、費用はかかりますが基礎と屋根のやり直しは不可欠と思う。( 費用について:水野設計室の過去手がけてきた再生物件の平均費用は、基礎20万円/坪 屋根7万円/坪、今と同じ設備をいれると新築とほぼ同じ費用となります。仮に家が2階建てで広すぎる場合は、平屋に改装する事でずいぶん費用を抑えることができます。) しかし、昔の良質な木材、昔の職人の手仕事、そして何より代え難いこの数百年の時間を生きた家には、その価値が十分あると感じる。 今も手間をかけて造られた古い家が捨てられ、工業化・合理化・商品化された新しい家が次々と作られているが、果たして新しい家が間取りも含めて古い家よりも長く生き続け良いものであるのか、考えてしまう事がある。
「家のつくりようは、夏をむねとすべし。冬はいかなる所にも住まる。暑き比わろき住居は、耐えがたき事なり」
これは吉田兼好の徒然草の一節、日本での暮らしを実に上手く言い表した言葉だと思います。
この農家なら、水道もしくは井戸(と電気)があれば、薪炊き風呂に竈に囲炉裏を作って、十分季節と遊びながら暮らせるなぁと思いました。
とりあえず暑くなる前に、家の風通しを良くして、地盤の水はけを改善する方法を考えることにします。で、おじいちゃん絶賛のイモグラにいれるサツマイモをいっぱい作ります。
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田んぼの中、去年の藁も残ったまま、草も伸びてきた。 この時期に悩ましいのが、草刈りや田起こしのタイミング。 もちろん回数は少なくしたいけど、ご近所さんの目もあるし、草が大きくなると時間もかかるし。 さて、いつやろう・・・。
今晩は、旧3月の雨の満月。 新暦の4月20日は穀雨 ( 種まきの済んだ田畑を潤す穏やかな春の雨が降る頃。恵みの雨に野山の草木の成長も加速される ) 、おそらく今晩の雨で草の勢いは増すでしょう。 しかし明日からは下り月、植物の活動はおちつくかもしれない。 旧暦では、4月からが夏。今年は新5月3日が旧4月1日、新暦5月2日は八十八夜 (遅霜注意の日) 。 新旧で気象庁のデータを調べても、いまいちしっくりこないし。 さて、今やるか。 GWまでひっぱるか。 草刈りだけはやっとこうか・・・。
その前に、田植えのなど作業の予定日も確定しないといけませんね。
ということで、作戦練り直し。知識をしっかり詰め込んで、出来るだけ大胆に・・・、こりゃ時間が足りん。
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震災直後に 格付け会社 MOODY`S は、日本の格付け( CDS Implide-Rating )をA3からBaa2へ2段階引き下げをした。一般的に報道されているSenior Rating はAa2 。 デリバティブの世界では、現物の世界より7段階下の格付けです。 すでに、デリバティブの世界では、中国・トルコを下回り、タイ・メキシコ・ブラジル・南アに並んだ。 震災直後急上昇した日本のソブリンCDSも未だ高水準。債務超過となった日本の財政。この格付けが意味するのは、この先に日本国債売りによる、悪い金利上昇が起こるかもしれない。
震災後、予想外にスムーズに合意された10年ぶりの各国協調介入。 米国は、下がり続ける住宅価格と、ほとんど先送りにしている金融機関の問題を抱えながら、さらに財政再建(米国債の追加発行)の為の予算審議を前に、ドル下落を防ぎたかったのか。 欧州では、ポルトガルへの救済が決まりギリシア・アイルランドに続きポルトガルの国債も大幅に売られている。次に、リスクマネーが向かう先は、勿論スペイン。救済する側にいたスペインを、救済することなるかもしれない欧州にとっても、ユーロの下落は好ましくない。日本としては、急激な円高を止める事には成功した。 しかし数年前より火がついた資源ナショナリズムの流れは続き、原子力問題露呈以降に火力発電用の燃料が上昇。 日本は今後も、天然ガス・石炭・石油・その他多くの資源・食料を輸入に頼り、新興国の輸出拡大と各国のナショナリズムとの間で輸出をしていかなければならない。 過去、歴史的転換点となってきた協調介入が意味するのは、貿易が赤字に近づく日本にとって悪い円安が起こるかもしれない。
そして震災後のGDPと株。コンピューターによるリスクマネーに牛耳られた株式市場。わずか3日で株価は2割変動。 まずは5月の決算発表での見通し、順次発表されてくる統計で具体的数字がでてくるが、1990年以降ほとんど横ばいのGDPが下振れする可能性。
今、日本にとって最も避けて通らなければならない道、「 トリプル安 (株・債券・為替)」 の予兆が現れはじめた。
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大理石張りの現場です。
自然の素材で仕上げる壁といえば、木や石・漆喰・・・。 特に石は存在感が強く、中でも大理石の高級感はいいものですね。
大理石のアプローチを進むと、 その先には大きな銅板の扉、 内部に一歩足を踏み入れ・・・。
この建物は、岐阜県可児市のレストラン オーベルジュ・ドュ・リリアーヌ 。
この時期は少し早い時間に予約を入れて、沈む夕日を眺めながら、シェフおまかせの素敵なディナーがおすすめです。
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本日は、旧三月三日の雛祭。屋根の上に見えるのは、満開の桃。玄関には、3分咲きの桜。 旧暦通りに季節は動いている。
季節の行事は旧暦で。今日は家族で雛人形を並べ、自然の桃を飾り、娘たちの健やかな成長を祈って、祝いのご馳走を頂きました。 まだ肌寒く桃が咲いていない新暦3月3日より、ポカポカ陽気の旧暦3月3日の方が、雛祭日和。
次の季節の行事は、旧五月五日の端午の節句(菖蒲節句)。 新暦では6月6日。 ちょうど入梅の頃かな。予定では田植えの頃。 妹夫婦と弟夫婦を誘って、みんなで甥っこのお祝いついでに、田植えを手伝ってもらおうか・・・。
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「風土千年 風景百年 景観十年」 景観は10年で生まれ、100年経過して風景となる。さらに風土となるまでに1000年の時を要する。
私が12年ぶりにここ(八百津町錦織)に戻って以降、頭から離れない言葉の一つです。自然が残るこの田舎の集落で、家に関わる仕事に携わり、偶然が重なって始めた稲作・畑をしながら、両親や子供たち家族との古い家での暮らし。暮らしの中で様々ことを感じ、随分考え方が変わりました。特に劇的に感じたことは、季節(自然)に従った暮らしの素晴らしさ。そして季節と遊ぶ楽しさ。
現代の暮らしで感じるのは難しくなりましたが、人は季節(自然)に逆らっては生きていけない。生きていく為には季節(自然)に従う。 すると意図しなくても暮らしに持続的な循環が生まれ、(衣)食住とが深く関わり合う暮らしとなり、風土を生かして残すことができる。 そして、何より一年を通して季節を楽しむという最高の遊びを覚えることができる。 旧暦をみると同じ一年は二度と来ない。
今の時点で、私がたどり着いた答えは 「物事は楽しくないと継続しない、古くから続く昔の暮らしは、間違いなく楽しいはず・・・」。
ということで・・・、実践あるのみ。 この一軒の農家を、改装でもなく復元でもなく、生きた農家としての再生を始めることにしました。 目的は、季節と遊ぶ事。 長い時間をかけて育まれた風景を守る事。 そして、未来の子供たちに生きた昔の暮らしを残す事。
今後、この農家で「季節と遊ぶ」をテーマに家の再生作業や農作業や催しを通して、人との出会いに繋がればといいなと思ってます。 尚、事前にご連絡を頂ければ、どなた様でも見学・お手伝い大歓迎です。 特に、古い民家を残したいと考えている方の参考として頂け、一つでも多くの民家を残すことに繋がれば幸いです。 どうぞ、よろしくお願いします。
タイトルは 「農家の再生」 。 サブタイトルは 「季節と遊ぶ家」 。
二0一一年 旧三月 朔 スタートです。 完成予定 なし 。
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6坪の小屋。 壁はあるけど屋根はなし。 このハシゴで2階に上がる。 気持ちの良い所が自分の居場所。 いったいこの小屋の何が、こんなにワクワクさせてくれるんでしょうか? よくわからん・・・。 家もこんなワクワクする空間だったら、楽しいだろうね。
最近は、ややこしいけど便利になって遊びが減った。 昔は単純で少々不便でも遊びがあったんだね。
解体中の小屋ですが、もうしばらくこのままにしておこう。
さて今宵は旧2月の有明月、梅はそろそろ終わり、早い桜が咲きだした、もう桃が見ごろかな。
実は野良仕事が遅れに遅れてる!薪は山で伐り倒したまま、お米も早く浸種しなきゃ・・・。田んぼの畦も、畑の準備もせねば・・・。 椎茸も梅も栗もブルーベリーも、果実たちはみんな来年にお預けかなぁー。
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昨年の8月にスタートした物件。 現在、実施設計終盤です。
お客さんは私と同世代で、初めてメールを頂いて始まった物件。 ホームページ、作って良かったです。
写真は、打ち合わせの様子。今日は特に外回り。道からの景観・家からの風景のバランスを考え、存在感のある外観を提案中・・・。
タイトルは「道の家」。
11月完成予定。
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2月22日のニュージーランドの地震 (M6.3) から始まり、2月27日には岐阜飛騨地方の地震 (M5.4) 、3月9日に三陸沖の地震 (M7.3) 、そして11日東北地方太平洋沖地震 (M9.0) 。 昨日も新潟中越地方で (M6.6) 。 テレビや新聞は見ていませんが、地震の映像が相当報道されているんだと思います。 ネットで見てますが、状況はほとんど把握できず混乱状態のようで、特に原発についてはどこまで情報が正しいのかわかりません。東電が停電を計画、日銀が大量の資金供給を発表、明日のマーケットでは大量の円還流。 どこまで混乱が拡大するんだろう・・・。活字を読んでいると、あまり実感が湧きませんが、とんでもないことが始まった。
いつもネットで天気を見るついでに weathernews 地震Ch で地震情報を見ていましたが、ニュージーランドの地震前後から不気味なほど地震の頻度が多くなっていました。 日本では毎日小さな地震がほぼ毎日発生していますが、先月からは異常です。
昨年より、木造住宅の耐震診断を行うようになって以降、地震についていろいろ勉強しましたが、日本で暮らす以上地震から逃れることは無理です。 ただ、地震の歴史・断層やプレートの場所などは、頭に入れておくことで少しは役に立つかもしれません。
ちなみに、2011年1月11日更新の評価結果の発生確率80%以上を並べると、宮城県沖地震(M7.5)99% 三陸沖北部(M7.6)90% 茨城県沖(M7.2)90% 東海地震(M8.0)87% 。 今回は、評価を上回る最悪の地震が現実となりました。
主要活断層・海溝型地震の評価結果 ← ← ←
評価結果を見る限り、次の確率では東海地震(南海・東南海連動)。 そして日本の中でも断層の巣窟である岐阜では、飛騨地方の地震頻度が増えている。 準備できることは、とりあえずやっておこうと思います。
被害にあわれた皆様にお見舞いを申し上げるとともに、お亡くなりになった皆様のご冥福をお祈いたします。
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