建築士の家

世代を繋ぐ庭 12

 

電気も入り、中の造作はほぼ終わりです。
残すは、南の庭と縁側。北の植栽と目隠しの壁。

 

 

世代を繋ぐ庭 11

北の中庭です。風と光を取り込み、プライバシーを遮る中庭。
家が隣接していたり、狭い土地では、ぜひ作りたい空間ですね。

世代を繋ぐ庭、まもなくお引き渡しとなります。

世代を繋ぐ庭 10

北からの外観、最近はあっという間に暗くなりますね。
コの字型の平屋の家で、南に大きな庭、北に小さな庭。 家と庭がつながって随分広く感じます。

世代を繋ぐ庭 9

中庭に向かって張り出す低く深い軒が、よい雰囲気です。小さな平屋は暮らしやすそうですね。
今回は、ソーラーパーワー発電を設置するので、屋根は板金で仕上げます。 

世代を繋ぐ庭 8 建て方

建て方、始まりました。
おばあさんは、椅子に腰かけて一日中大工さんを眺めてはります。家が作られていく姿は、見ていて楽しいですものね。
24年前、我が家のはなれを作る時、私も学校から帰ってくるのが楽しみだったのを思い出します。 

世代を繋ぐ庭 7

今朝、木材が搬入されました。 秋晴れの下、いよいよ始まります。
手前の敷地は、母屋とはなれの間の空間、距離にして約 10m。 世代を繋ぐ庭です。
お子さんや家族の皆さんが行き交い、遊んだり時には食事をしたり。2世帯住宅にはない、程よい距離感が家族を繋ぎます。

世代を繋ぐ庭 6 木

木の打ち合わせに、製材屋へ。今回はむき出しになる木が多いので、図面を見ながら使う箇所や面を話し合いながら決めてきました。正面の大きな木は、今回メインの木。地場の杉と桧。
こういう姿から家が完成するまでを見ることで、お客様の気持ちがグッと入って、丁寧に使われ、そして次の世代に引き継がれていく。今残っている古い家は、そんな強さも持っているような気がします。きっと100年後には、この木もいい味出してるにちがいないね。
で、打合せの後は秘密の部屋へ、木のお宝探し・・・。

世代を繋ぐ庭 5 地鎮祭

設計のお話をいただいて、半年が経過。本日無事に地鎮祭。  

 

世代を繋ぐ庭 4 解体

解体中の現場、電気・ガス・水道のなかった50年前のままの家。懐かしさというより時間を感じる、解体するのが名残惜しい。
現在はいろいろ整って暮らし方が変わり、選べる材料と技術が広がり、おかげで家も自由に作れるようになった。
ただ、それと引き換えにいい所もたくさん見失なっていると感じますね。

 

 

世代を繋ぐ庭 3

 

今月初めに、4社に提出した図面 (車庫を含め37坪の平屋の住宅) 。
4社の見積もりを同時に開封して、工事会社を決定しました。金額も予算内におさまり、変更なしでスタートです。

ここからの眺めも、春から夏にかけて、随分変わりました。　耳に届くのは、瀬音と鳥の鳴き声と草刈機のｴﾝｼﾞﾝ音。
建て方を終えることには、綺麗な秋の景色に変わっている事でしょう、いいところです。

 

工事会社は、株式会社 佐合木材

2012年12月完成予定

 

 

 

世代を繋ぐ庭 2

最近見かけることの減ってきた、民家の裏の家。納屋には、ほんのり藁と油の香り、ひんやりした漬物小屋、そして井戸に竈。
来年、この家にも息子さんの家族が帰ってこられることとなり、既存の家を解体して平屋のはなれを作ります。
辺りは田畑に囲まれ、見晴らしのよい斜面に位置するこの敷地。
回りの長閑な風土に逆らうことなく、日々田畑へ赴くお客様の暮らしに合ったはなれを。
母屋とはなれの間には、広い庭。庭で遊ぶ子供たちを、はなれから目を細めて眺めるおじいさんおばあさん。そんな微笑ましい風景を。

この懐かしい風土を、未来の子供たちに、このままの美しい姿でお返しできるように、「世代を繋ぐ庭｣のある家。

 

本日、現場説明会を行い、数日後には各社の見積もりが出そろいます。
2012年12月完成予定。 

 

敷地からの風景と、隣のお客様の田んぼ。この現場では、畑や田んぼのお話も、たくさん聞けそうで・・・うんうんうん。

 

 

 

 

 

世代を繋ぐ庭 1

南に向かって緩やかな斜面が続く、周りには緑がたくさんあって、夏には洞からの風で ｴｱｺﾝのｽｲｯﾁは OFF とのこと。

さぁ、この土地で新しく設計がスタートです。