建物の設計をする時、まず時間をかけて考えることは「敷地の計画」です。庭・駐車場・玄関・勝手口、そしてアプローチの計画。
アプローチ = 道路と家の玄関までの空間
敷地外の道路から敷地に一歩足を踏み入れて、玄関という空間に到達するまでの時間に、如何にして訪問者に何か表現できるか?または、道路を行き交う人に何を提供できるか?そして、住み人に必要なものを与えられるか?
訪問者に対しては、メインディッシュである建物を引き立てるための前菜みたいなもので、建物への期待感を高めること。敷地内に一歩入った瞬間に空気が変わったと感じること。敷地と建物が一つになって何かを表現すること。内部とつながる空間。ドラマティックであること。道路を行き交う人には、その地域の街並み・日本の四季を提供する。または、周りの景観に対抗して主張する。住み人には、安全性とプライバシー。気持よく家を出発する、帰ってきて安心感に包まれる。などなどなど、いろんな項目を、好みや条件にあわせて検討します。
私の経験上、敷地の計画が上手な所(店舗・住宅)は、建物もよく考えられて設計されています。
うちの場合、道路正面に玄関でアプローチが一直線なのはどうかと思う・・・、でもラッキーなことは駐車場が隠れている事。
→母屋座敷 →風の部屋 →外の部屋 →坪庭【南】 →はなれ1 →はなれ2 →はなれ3 →薪ストーブ →縁側 →広縁 →テラス
コメント