正面は玄関です。子供の頃は、土間の玄関でした。私が高校の頃に、風呂でシロアリが発生し、水回りや食堂の床・壁・天井は解体されました。その後、床に板が張られ壁には白の漆喰がぬられ、梁がでてきて木製の建具が入り、一部吹き抜けになって、薪ストーブがやってきました。そして、台所と便所は外へ追いやられました。
我が家の家族はこの部屋を、「風の部屋」と呼んでいます。この時期は、風の通り道で気持ちがいいです。気密性は全くありませんので、冬はストーブに火を入れても温まりません。虫なんかはどこからか入ってきますが、風に吹かれてどこかへ行ってしまいます。そういえば、たまに野良ネコが駆け抜けます。
話は変わりますが、今年も8月中旬に、この風の部屋でヴァィオリンとピアノとフルートの演奏者をお招きして、ホームコンサートを予定してます。
今回は、たくさんの人を呼んで、みんなでいい時間を過ごそうと思います。音楽お好きな方でも初めての方でも、気軽に声掛けてください。
昨年のホームコンサート → 2009年9月19日
→母屋座敷 →外の部屋 →坪庭【南】 →はなれ1 →はなれ2 →はなれ3 →薪ストーブ →アプローチ →縁側 →広縁 →テラス
良いですね 本当に 心が休まります。画家のキリコの既視感の概念をを思い出しました。 私も先般父が亡くなりましたので1周忌を過ぎた頃には庭にある古い離れを建て替えようと思っております。田舎で宅地のみ広くて(400坪位あります)庭は大小3ヶ所あります。建物も棟ばかり多くて3つの離れを含めると延べ100坪位あります。建て替える離れは12坪で生活には関係がなく母屋と3m位離れていて今は書庫として利用しています。母屋の前の庭に面していますので庭の見える書庫兼用の離れのイメージを作っていますが中々湧いてきません。参考になるような図書はございませんか?
勝手なお願いで申し訳ありません。
投稿情報: NON | 2011-07-21 02:41
コメントありがとうございます。写真から既視感を感じていただけたとのコメントには大変嬉しく思います。
私の勝手な想像では、ルイスバラガンというメキシコの建築家の思考・作品を参考にされてはいかがでしょうか。
バラガンの作品には、メキシコ人にとっての既視感にも似た懐かしさ・包容力があり、そして敷地計画が素晴らしいです。
風土や素材は違いますが、建物から見える風景、庭と建物のバランスは、誰もが心地よく感じるのではないかと思います。
「素材に勝る建築なし」、まずは敷地の庭や、周辺の田舎の風景からイメージを考えられてはいかがでしょうか。できれば、取り壊してコンクリートを打ってしまうのではなく、再生を検討して古い物は残されたらと思います。
言葉足らずですが、参考にしていただければ幸いです。
投稿情報: 水野友洋 | 2011-07-22 00:47