次女の記念に植えたけやきの木。葉っぱが出た。
今は細いですが私よりも大きい。この木は、とても大きく育つのです。
5年たったら、少しは木らしくなりますかね。
15年たって、左の家より大きくなったら、暑い夏は気持ちのいい日陰を作ってくれる。そしたら、この家を手入れしよう。
25年たって、道路にはみ出すくらい大きくなったら、奥の車庫への西日を遮ってくれる。そしたら、車庫の鉄板をガラスにしちゃおう。
35年たって、もっと大きくなったら、木の上に子供部屋でも作れたら・・・。
そして100年たって、残っていたら、風景になる事でしょう。
毎年秋は、落ち葉掃除が日課になります。動けなくなるまで、多分50回ぐらいか。あっという間なんだろうな。
2F の LIVING 夜のCG。 BALCONY の向こうは、空と緑のOPENVIEW。
バルコニー側は、自然の崖、しかも東向き。建具はFIXや全開口にしてバルコニーを目一杯伸ばす。
朝の2FのLIVINGは、清々しい朝日に包まれての、モーニングコーヒー。
バルコニーの下にスイッチを絡めた外部コンセントを配置して、後でお客様に投光器をつけて頂く。
夜の2FのLIVINGは、部屋の明かりを落として、崖の緑に投光器を向けて、リラックスタイム。
この崖の高低差と、遠くまで抜ける山の景色は、 全て取りに行きます。
おじいちゃんおばちゃんの時間はもちろん、これからもお孫さんをはじめ家族みんなが大好きな家になってほしですね。
ということで、希望は図面に詰め込み提出しました。 今回のリフォーム、厳しい見積もりになりそうですが、ぜひ実現したい。
今回の家は、本当に敷地に恵まれていた。
このようなロケーションは、間取りや予算で得られるものではなく、敷地が全て。
1. 東が遠くまで見渡せる。
2. 建物に対して、低い位置に樹木があれば、視線の先には、綺麗な緑。地面はみえない。
3. 高低差があればある程、そこに建物の計画は難しく、将来に渡って建物が立つ可能性を考える必要がない。
4. 市町村の土地であれば、樹木の手入れは、おまかせ。(参考までに・・・)
敷地のプランは平面プランよりも、可能性が大きい。 土地にもよりますが、設計するにあたり敷地のプランがきまれば、平面・断面は決まってきます。
また私のような、街から離れた山奥で設計の仕事をする上では、敷地プランの発想を磨けば、よりいい仕事に繋がる。
予算をかけて自然に逆らった人工的な設計をするより、自然に従い自然を利用し、その敷地でしか成立しない設計を。
ご縁があって、私たちに設計をさせていただけるなら、ぜひ敷地プランからお願いしますね♪
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いっぱい出した軒の天井の板張りは、中庭をぐるっと回ってそのまま家の中へ。床も、デッキの木がそのまま家の中へ。壁は外壁らしさを消すようにやさしい漆喰で仕上げます。
この20坪の四角い庭は、家の外じゃなくて、リビングやベッドルームからの続きの部屋のような、そんな一体感が生まれるように。
一方、中庭には芝を張って緑の中庭を造ります。
家の中からは、緑に包まれた庭に いるような。外なんだか中なんだか外なんだか・・・そんな一体感が生まれるように。
設計の時には、お客様といくつもプランを作ってはいろんなことを考えた。特に中庭は、お客様のしたい希望があって、僕がしてあげたい提案があり、お互い良いものを作ろうとしてなかなか譲らず、最後まで続いた。
ようやく時間をかけて出した答えが形になってきましたねー、もう少しです。工事が終わって緑の中庭が完成するのが楽しみです。
「GREEN SQUARE」 うまく いきますように ♪
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木造2階建住宅の構造計算の研修に行ってきました。
構造材の木を一つづつ公式にはめて計算して、地震や重さや風などに対する検討をしていきます。
テキストを復習しながら、思う・・・。計算をすれば、その許容値まで、梁を小さくできる。100年前には、構造計算なしで100年もつ家を大工さんが建ててて、今は新しくこのような構造計算をするようになって、この計算は本当に正しいのかは、もちろん後にならないとわかんない・・・。前提として計算の対象が、自然の木。木といっても育った場所から、乾燥の状態など、規格化できない要素が多い。また家を建てる場所が、昔から家があった場所と、田んぼや畑を埋め立てた場所では、条件が違う。細かく計算すれば、部材を減らすことができコストは安くなるだろうけど、この計算はあくまでルールを作った人たちが導いた計算。考え出すと、あれって思う前提がある。数年後にやっぱり間違えてて、もうちょっと前提を厳しくしますといえばOUTだし、数年後にもし何かあった時、計算通りやりましたからでは理由にならない。計算は利用するけど、最終的にはいろんなことを想定して、設計した建築士の責任で日本中の全ての家は建てられている。
だからお客様とは、どんな家に暮らすのか、予算や規模などを含めて説明・提案していかなきゃいけない。
構造計算だけでなくシックハウスもそうだと思う。建材や樹脂を使えば、手間が省けてコストは下がるけど、人体に悪いから換気のルールを作る。ぜんぜん違うけど、お米もそうだと思う。薬で稲を育てて、除草剤で草を止めれば手間が省けてコストは下がるけど、人体に悪いからルールを作る。食品や放射線やお金・・・・などすべてそうだと思う。コストが下がる事を否定はしないけど、ルールをただ守るのではなく、どうしてこのルールができたのかを考える事は大切。
今日は、お米の種を注文した。
ほとんど完売で、残っていた「日本晴」 と、 もち米 「若草もち」 を発注。10kg約1万円・・・、結構高けぇ米だ。
日本晴は 晩生なので、成熟が遅く稲刈りは10月になりそう・・・。まぁ田んぼの稲を見てるのは好きだし、娘達に見せてあげたいし丁度いい。
品種も迷うことなく決定したし、今晩は田んぼの作戦を考える。
梅の花が上を向いたら晴が多くて、下を向いたら雨が多いというけど、どうも今年の梅の花は横を向いてるから、参考になりません。日本晴だから、晴れたらいいのにね・・・。
次は暦と睨めっこ、今年は閏3月。過去の経験から、閏5月が入った2009年は梅雨明けのない夏だった。だから今年は5月になっても霜が降る日があるような、涼しい5月になると仮定。八十八夜は5月1日、九十九夜は5月12日、種まきは、連休の後の小満5月21日新月前後にやるとする。そうすると、田植えは6月21日夏至の頃。73日足して、出稲は9月1日、二百十日。カメムシもいなくなって暑さも和らいでるし、日本晴は背が低いらしいので台風は大丈夫だろ?。そして45日足して稲刈りが10月16日。仲秋の名月の2週間遅れ。乾燥に2週間ほど、涼しいから時間はかかるかもしれないけど割れないなら良しとする。最後の脱穀は11月1日。立冬の1週間前。
少し田植えから稲刈りまでが早まるかな・・・、天気次第だけど。問題といえば、ちょっと遅い気がする。
日本晴の事も含めて一度、先生に相談です。
6月21日田植えとなると、6月1日頃、6月10日頃、田植えの前の3回代掻きをする。5月末まであと2カ月、2回は起こさないといけない。草刈は、4月上旬・5月中旬・田植え前。4月の上旬頃に溝掃除。5月12日に種まきをするとなると。浸種は連休中。田んぼの稲は、6月21日から10月16日の118日間約4カ月。季節を最も感じる7ヶ月間が始まる。
いいんだけどちょっとタイト、今年の夏はさっさとやる事やって、あとはずっと田んぼだね・・・。あー、時間とトラクターがほしい。
今日は、GREEN SQUARE の定例会議。 その後、ご来賓?のお客様と、造作中のGREEN SQUARE の見学。完成まであと、1か月。
では最後の Geoffrey Bawa .
Lunuganga http://www.geoffreybawa.com/lunuganga/photogallery.html
もともと弁護士だったバワが、建築を始める前から造り始め、最後まで造り続けた未完の空間 「ルヌガンガ」。
例えば、革の鞄のような、時間とともに深まっていくような、バワにとって「愛しい家」だったことでしょう。
いつか、私の暮らすこの家の柱も朽ちる時が来るけれど、好きなこの家を大切に造り続けていきたい。
話は変わって、今は世論のおかげもあって、家は買うモノに変わり、汚れるモノになってきた気がする。
「家は買うモノであり、汚れていくモノ」 ・「家は作っていくモノであり、古くなるモノ」。
この大きな違いは、自分の家が好きであることにつきる。それは、少しの建築の知識と、たくさんの可能性をイメージして本当に暮らしたい家を考えて作ればいい。決してお金のせいじゃない。
「家に合わせて生活し、汚れて合わなくなったらやり直し」ではなく、「暮らしに合わせて家を作り続けていく楽しさ、家族の思い出を刻みながら古くなっていく良さ」が、もっと身近にある事を知ってほしいし、そう願う人のお手伝いができればうれしい。
昨日は2件の打ち合わせ。鵜沼のリフォームは、細かいところまで詰めることができ、来月には見積もり入札に入ります。
もう一つは、先々週に測量させて頂いたお客様へのファーストプレゼン (敷地計画と家の間取りの一回目のご提案) 。
こちらの敷地に対する提案を、気に入って頂いたようで、次へ進むことになりました。南東に向かって広い縁側、北と南に中庭。
昨晩は何時間睡眠したのかわかりませんが、とりあえず引き続き Geoffrey Bawa .
Kandalama Hotel
1994年建造。 もう間もなく、このホテルは全て緑に覆いつくされ、山の一部となって完成にいたる。
スイートルーム1泊 392 US$ ~
TEL : +94 665555000,
FAX : +94 66 5555050
EMAIL : [email protected]
ようやく明日の図面が仕上がった。明日というか今日、いやもう朝だ・・・。
仮眠の前に、今日というか昨日に引き続き、Geoffrey Bawa .
de Soysa House http://archnet.org/library/images/one-image-large.jsp?location_id=9042&image_id=41966
どうして、こんなにも気持ちがいいんだろう、早くバワのような世界までいってみたい。
引き続き、Geoffrey Bawa .
Ena de Silva House http://www.geoffreybawa.com/work/The_Early_years.html
バワ、若いころの作品。 大きな中庭に大きな木。
この木が、どんどん大きくなったら、この木の上に、いい2階が作れそうですね。
今月号の pen は Geoffrey Bawa .
Bawaの自邸 33rd Lane http://www.geoffreybawa.com/NUMBER_11/photogallery.html
こんなにたくさんの庭があって、壁のある家は、楽しいだろうねぇ。
たくさん庭があるというより、家が一つの庭みたいだ。
頭の中で、一つ一つの部屋からの眺めを想像してみる。
なんでここが壁であそこに壁がないとか、ここには天窓がほしい、一番気持ちがいいのはあの部屋のあの椅子に座って眺めるあの庭・・・。
今度の休みは、この家の模型を作って長女に見せてあげよ。
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001. The End of the 9.11 Era
002. G-Zero and the Middle East
003. Eurozone
004. US
005. Notrh Korea
006. Pakistan
007. China
008. Egypt
009. South Africa
010. Venezuela
9.11から10年、2012年は政治が経済を牽引し、経済が地政学リスクを牽引する・・・らしい。
世界は、失われた5年目にはいる。
引き渡し前の照明チェックの様子、ご主人の大切なオーディオを拝借して・・・。
初めての動画、カメラが明るさを調整してしまうので、その場の雰囲気を上手く撮影できませんでしたけれど・・・。
設計する際に考えていたことの一つ。
一番家にいる時間が少ないご主人に、家族一緒の時間と一人の時間を、いかに楽しんでもらおうか。
一般的な家庭の場合、家族全員が顔を合わせる時間は、仕事や学校に行く前の朝の時間と、ご主人が帰宅してからの夜の時間。
朝は、清々しい光に包まれて家族で食事ができるよう、南よりも意識して東に大きな開口部をとりました。そして夜は、照明計画。
夜の時間といっても、子供たちが寝るまでの家族の時間、ご主人一人の時間、夫婦の時間。 音楽を聴く、映像を見る、食事、お酒、読書、放心状態、考え事の時間・・・。 ただ明るさがほしい時もあれば、明かりを落として雰囲気をだしたい時もある。
明かりを少し落としたペンダントだけで食事をとったり、壁をめがけたスポットライトでお酒を飲んだり、間接照明で音楽や映像を鑑賞したり、2階や外からの明かりで放心状態になったりと、いろんな雰囲気が楽しめるように、照明計画は平面図・断面図などと同時進行。
出来るだけ順番に進めるのではなく、最初から細部まで一気にいっちゃえるといいですね。
ということで、ご主人には、朝から爽やかな気分で家を出発。 家に帰ったら、その日の気分に合わせた照明で、夜を満喫してもらおう。
そして甥っ子、朝も夜もいっぱいお父さんと遊んでもらってね ♪
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年末に、引っ越しを終えた妹たち。今日は、旦那様と一緒に、庭作り。庭は予算からOVERしたので、イメージに合った木を探しに花木センターへ。ここは、見晴らしの良い場所なので、軽めの木を庭の周りに、凸凹並べようと計画してます。とりあえず今日は9本植えました。
写真の樹の下のシマシマの帽子は甥っ子。 真剣な顔して、おもちゃのダンプカーで土を運んでます。
春までに、もうあと数本常緑の木を植えて、4月になったら、芝生をはる。それと物置小屋も作る。 そして一年をかけて、花が咲く木や、紅葉が楽しめる木や、実のなる木など季節感のある木を、家族みんなで決めて行く予定です。 来年の夏頃には、緑に包まれた庭が見られそうです。 そして、甥っ子が大人になった頃には、どんな庭になってるだろうねぇ。
子供のころから、うちの庭を見ていて思うことですが、庭は家族や家と同じく、時間とともに少しづつ成長していくものです。
もちろん、草取りや剪定など手間もかかります。 でも、気持ちのいい庭があれば、子供たちは外で遊ぶ。 たまには、一日中家族みんなで庭の手入れをして、きれいになった庭で食事でもしながら、今後の庭のプランを話し合ったりするのも楽しいひとときですし。 一年を通して、花や葉の色や鳥たちを見ながら、季節を感じる事もできる。 夏には窓を開けると、緑に包まれた庭からの風が心地いい。 夜も、部屋の明かりを落として、庭をライトアップすれば、ムードも楽しめる。
家と庭と書いて、家庭と読みますが、家には庭があり、家族にとって庭は家と同じく大切なものだと思います。
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新暦2012年1月6日、小寒。旧正月までは、まだ半月以上。
去年の今頃は、旧暦の事をよく書いていたけれど、この一年を振り返ると、新暦にも旧暦にも、都合の良い所と悪い所が沢山あった。
月を無視した新暦と、月と太陽の両方をとった旧暦。 月の力も実感できたが、やっぱり太陽は大きい。
今年、月と太陽の両方をとった旧暦は、長い間にズレてしまった約1カ月を、3月と4月の間に閏三月をねじ込んで、1年を13カ月として強引に合わせます。 困ったことは、田植えの日程。 去年と同じく旧暦3月の20日過ぎたら籾種を水につけようと思ったのに、まさか3月が2回も来るとは・・・。一体、どっちの3月がいつもの3月なのかな、2月の後か、4月の前か? 3月にじっくり考えることにしよう。
さて、帰ってまた餅食って、仕事の続きをするべ。