引き渡し前の照明チェックの様子、ご主人の大切なオーディオを拝借して・・・。
初めての動画、カメラが明るさを調整してしまうので、その場の雰囲気を上手く撮影できませんでしたけれど・・・。
設計する際に考えていたことの一つ。
一番家にいる時間が少ないご主人に、家族一緒の時間と一人の時間を、いかに楽しんでもらおうか。
一般的な家庭の場合、家族全員が顔を合わせる時間は、仕事や学校に行く前の朝の時間と、ご主人が帰宅してからの夜の時間。
朝は、清々しい光に包まれて家族で食事ができるよう、南よりも意識して東に大きな開口部をとりました。そして夜は、照明計画。
夜の時間といっても、子供たちが寝るまでの家族の時間、ご主人一人の時間、夫婦の時間。 音楽を聴く、映像を見る、食事、お酒、読書、放心状態、考え事の時間・・・。 ただ明るさがほしい時もあれば、明かりを落として雰囲気をだしたい時もある。
明かりを少し落としたペンダントだけで食事をとったり、壁をめがけたスポットライトでお酒を飲んだり、間接照明で音楽や映像を鑑賞したり、2階や外からの明かりで放心状態になったりと、いろんな雰囲気が楽しめるように、照明計画は平面図・断面図などと同時進行。
出来るだけ順番に進めるのではなく、最初から細部まで一気にいっちゃえるといいですね。
ということで、ご主人には、朝から爽やかな気分で家を出発。 家に帰ったら、その日の気分に合わせた照明で、夜を満喫してもらおう。
そして甥っ子、朝も夜もいっぱいお父さんと遊んでもらってね ♪
なんと深い思いのこもったお家ですね。
照明って、単に明るくするだけじゃないんですね。感動の配慮です。
チェロの音がピッタリ合うお家でとっても素敵!
投稿情報: emachan | 2012-01-21 17:42
ありがとうございます。
今回は設計期間が2ヶ月でしたが、考え始めると一年あっても足りないぐらいです・・・。
設計には、考え方次第で無限の可能性があるので、諦めないことが大切だと思ってます。
投稿情報: tomohiro | 2012-01-27 04:52