2010年最後の満月は、私の家からは残念ながら雲に覆われ姿を現しませんでした。3年ぶりの皆既月食、しかも冬至と月食が同時に来るとは、すごい確率だったと思います。 来年は、旧暦の5月と11月の満月で皆既、特に11月は期待です。
写真は、昨日の月明かり。ほぼ満月。ほんといつも、電気の照明が視界に入らない暗闇では、月明りの神秘さに気持が高ぶります。
ちょっと話変わります。実は、昨日なんか変だなと思って、この月明かりの写真を撮りました。 ひょっとしたら、上の写真をみて気付いた方もいらっしゃるかもしれませんが、なんか違和感を感じませんか?知ってる人には当たり前のことですが、私も写真を見て、はっきり気付きました(今更ですが・・・)。 以前から満月の夜に違和感を感じることがありましたが、今回の満月は明らかに違いました。上の1枚目の昨日の写真は、旧暦11月の満月の夜のPM830の月明かりです。 それで、違う月の満月の夜の写真を探してみたら、2枚でてきました。 次の2枚目の写真は、旧暦8月の満月の夜のAM230の月明かり。 最後の3枚目の写真は、旧暦4月の満月の夜のAM200の満月です。 時間はバラバラですけど見比べて何が違うでしょうー?
どうですか・・・? ちょっとわかりづらいですけど・・・、わかりますか?
わかりづらいですけど、答えは、月の高度が違います。1枚目の写真は、屋根のひさしの月陰をみると、ほぼ真上に月がいます。2枚目の写真は、屋根のひさしや木の月影をみると、ざっと地平線から約60度の位置に月がいます。3枚目は、参考になる月影はないですが、満月を見るとざくっと45度より下にいます。
いつも満月の夜に感じる違和感は、実は満月自体ではなくて、月の角度が変化することで、一カ月ごとに見る満月の月影が違うことだったんですね・・・。あーすっきりした。 ちなみに写真から想像するに、多分、太陽の反対で、冬至に近い満月は南中高度が大きくなり、夏至に近い満月は南中高度が小さくなるんだと思います。当然、月は太陽の光を反射しているから、反対になって当然です。ということは、新月は見えないけど満月の逆で、太陽と同じ。 そうすると、弦月は。春分の日に近い上弦の月は南中高度が高く、下弦の月は南中高度が低い。秋分は、上弦と下弦が逆転するということだと思います。あーホントにすっきりした。 これで、月が何時にどこにどんな姿でいるかが、わかるようになったわけです。案外知らないことばかりと思います。おかげで、これからまた新たな楽しみが一つ増えました。とりあえず来年は新暦で、3/13 上弦、 3/26下弦、 6/16満月(夜明けの皆既月食)、 9/20 上弦、 10/4下弦、 12/10満月(真夜中の皆既月食)。
感激して長々と書きましたが、案外これって常識だったんかな・・・?教科書で読んだ記憶はないけど。まぁ、この歳で気づくべきして気付きました。 ・・・・・いや、そういえば桂離宮の本で読んだ気がする。 実は、歳で物忘れが激しくなったか・・・!
まぁ再確認ということで、田舎で家を設計するときには、ぜひお客さんに月見と月影を見て楽しむ場所も計算にいれて、提案することにしよ。
昨日、酒のんで、水タバコ吸いながら、皆既月食、楽しんだ☆
ごっつ寒くて、部屋出たり入ったりしてやったけどねー
投稿情報: Rena | 2010-12-22 15:31
Renaさん
そっちは晴れだったのか、良かったね。
ここは、あの日だけ、見たこともないくらいのごっつい雲やったわ!
投稿情報: 水野友洋 | 2010-12-23 11:14