今日は、建築士定期講習でした。建築士事務所に所属する建築士は三年に一度、受講しないといけないんです。まぁ、自動車免許の更新みたいなもんです。
講習の中身は、簡単に言うと平成17年に耐震偽装の事件が起こり、多くの国民が建築業界への不信を抱いているので、法律や手続きを厳しくして問題が起こらないようにしようという内容です。
なんとなく、ピンときません・・・。あの耐震偽装の事件は一部のモラルのない業者の問題だと思います。普通に考えると、地元で長くやっている工務店のような建設業者は、地元で作った家から30年ぐらいでクレームがあるようではやっていけませんので、私は信用できると思います。逆に、最近でてきたハウスメーカーや、保証や安心や低価格という良い事ばかり並べている建設業者の方が、信用できないと思います。
つまり、全ての建設業者(設計事務所)に対して厳しくなったので、誠実にやっている建設業者が、適当にやっている建設業者に付き合わされることになりました。
次に、住宅瑕疵担保責任保険。平成21年10月以降に引き渡される新築住宅・マンションは、必ず10年間の保険に強制加入しなければなりません。自賠責保険みたいなもんです。
この保険料は、築10年以内に建設業者が倒産する場合や、瑕疵(欠陥)が発生した場合の補修費となるそうです。普通に、しっかりした基礎の上に大きなヒノキの柱と梁で作れば家は100年ぐらい大丈夫だと思います・・。実際、そのつもりで設計してますし、100年以上昔の家もそこらへんに残ってます。
つまり、新しく家を立てる人たちで、適当にやってる建設業者の後始末をすることになります。
最後に、規制強化(引き締め)だと思います。なぜか1995年阪神大震災以降から規制が緩和され、マンションは誰が住むんや?と言うぐらい日本全国に作られ、若くてもローンで家・マンションを買うのが当たり前になりました。そして、数年間、異常に緩んでいた蛇口が、キュッと締ったんだと思います。
・・・。
どんどん暗い話題になってきたので、もうやめます。
明るい話にします。
ギャラリーのハガキが完成しました!
1000枚も!
このハガキのデザイン、やっぱり気に入りません!
残念だけど、気にせず皆さんに手渡しでお配りしたいと思ってます!
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