時計はないので、時間はわからないが、昨日はとても長い夜でした。
実は、昨日出発前にガイドに「今晩砂漠でお酒を飲みたいか」と聞かれ、「飲みたかったら酒を買ってくる」と言われ、私はお金を渡しました。そして、途中で来たガイドの友達は、砂漠の密猟者(スナイパー)で銃を所持してました。ガイドと友達は砂漠で猟をして、捕らえた獲物で酒盛りをするつもりでした。しかし、獲物があまりいなかったのか、スナイパーの腕が悪かったのか、獲物は何も取れ捕れなかった。そして夜の食事が済みウォッカを飲み干した後、ガイドに「もっと酒を飲みたいか」と聞かれ、「飲みたかったら、今から酒を買いに行く」と言われ、さらに「肉は食べたくないか」と言い出した。私も飲みたかったし、NOともいえず、お金を渡しました。そして二人はラクダに乗って、闇の中へ消えていきました。
始め私は、一人きりのすばらしい月の砂漠を、写真撮ったり歩いたり寝転んだり・・・満喫していました。それから、2時間ぐらい経っただろうかわからないけど、まだ酔っ払いのインド人二人が帰ってこない。そう思うと、一人きりの夜の砂漠ほど恐ろしいものはなかったです。その後、インド人二人が歌いながらラクダに乗って帰ってきました。とても上機嫌・・・間違いなく、インド人二人は町で一杯やってきてます・・。しかも「コッコッコッコ・・・・」鳴き声がします、ガイドのインド人は生きた鶏を持って、「今夜はチキンパーティー!」と・・・。結局、硬い鶏の肉とソーダ割りウォッカ飲みながら、三人で歌い酔っ払って寝ました。
眩しくて起きて、あわてて撮った朝日。
伸びる影
朝になっても酒がぬけてないようで、インド人も朝からラクダに乗って歌いっぱなし。無事に町までたどり着き、ガイドたちとさよなら。
ホテルに着いたら、すぐにシャワー。
今日は、6月8日。6月16日の夜には、ムンバイ空港に戻らなければならない。残り時間は八日間。このままこの町で砂漠で遊んで、ゆっくりムンバイまで戻ろうかとも考えたが、とりあえず一度デリーに行くことに。デリーまでの通り道に、ジャイプールと呼ばれる町があり、そこに寄って行く事に。結局、ムンバイから遠ざかるし、予定も白紙のまま。
ジャイサルメールは左【西】、ムンバイは下【南】、デリーは上【北】。
とりあえすジャイプール行きの列車を予約する。2時間リキシャーにガイドをお願いし、砂漠の道を走ってもらい、砂漠とさよなら。19歳と町へ行きたっぷり食事をとって、19歳とさよなら。駅へ行く。次の目的地のジャイプールは、早朝に到着予定で終点の駅ではない。だから、自分で降りないといけない。インドの列車はよく遅れるから到着時刻はあてにならないし、アナウンスは聞き取れないし、暗いと看板も読めないし、朝早いと隣の人に教えてもらうのも悪いし、そもそも起きる自信もない。半分あきらめて列車に乗ると、ラッキーなことに、ジョードプルで会ったチリの女の子二人が同じ6人部屋。彼女達は今日ラクダに日帰りで乗って、これからデリーに向かうとの事。明日、ジャイプールで起こしてもらうようお願いし、夜は三人で話をして寝る。
世界の車窓からみたいな、綺麗な荒野と夕日でした。
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