昨日の続きです。 → 岐阜県木造住宅耐震診断①
簡単な流れです。窓口は市役所・町の役場です。窓口に申し込みをして条件を満たせば、決定通知が送られてきます。その後、連絡のうえ市・町より岐阜県住宅耐震相談士が訪問し、お宅の耐震診断をします。具体的には、診断計算ソフトを使用して項目を入力すると、評点が計算されます。評点が1.0~1.5であれば、「一応倒壊しない」。1.5以上は「倒壊しない」。0.7~1.0は「倒壊する可能性がある」。0.7未満は「倒壊する可能性が高い」。という診断結果がでます。
同時に1.0未満のお宅には1.0~1.2まで評点を引き上げるための耐震補強の診断書が届きます。具体的な耐震補強には、基礎や壁を補強したり接合金物を設置したりなどいろいろあります。耐震補強の費用はものすごく大まかですが平均すると100万円~300万円と書いてありました。(当然、家の大きさと評点によるのであまり参考になりませんが・・・、ちなみに県の耐震補強の目安は120万円です。)
岐阜県では、木造住宅 耐震補強工事費補助制度というものがあり、1戸あたり120万円(税別)〈*〉を限度とし、そのうち84万円を国・県・市町村が協力して補助しています。 〈*〉補助工事費が120万円を下回る場合は、7割を補助。120万円超える費用は自己負担となります。
他にも、所得税額の特別控除・固定資産税額の減額措置・地震保険料改定と割引制度など、国や県の支援制度があります。
詳しくは、岐阜県わが家の健康診断ホームページをご覧ください。(←ホームページを参考に書きました。)
当然ですが評点は目安であり、ひょっとすると評点0.2でも倒壊しないかもしれませんし、評点1.5でも倒壊するかもしれません。 耐震診断・補強は家を守るためと考えたらきりがありません。大切なことは、いざ地震が起こった時に少しでも倒壊を遅らせ、逃げる時間・空間を確保して、人の命を助けることです。
ということで条件に該当するお宅は、この機会に耐震診断に申し込まれるといいと思います。
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