昨日は一日梅田でKGFセミナーに参加して、今日は朝から京阪で出町柳へ出て、叡山電鉄で一乗寺へ。
行こう行こうと思ってなかなか行けず、やっと学生の時以来約10年ぶりに、この町に戻ってきました。 当時は、下町のような懐かしい雰囲気がのこる、このざわざわした町で下宿するのに憧れてました。結局、引っ越しは失敗しましたが、よくバイクにのって遊びに来ました。 ここに来た目的は、久しぶりにあの本屋さんに行きたかったから。 なんとか昔のあいまいな記憶でたどり着いたその本屋さんの名前は「恵文社」。 昔と変わらず並んでいる本はグッドチョイスで、少々興奮。 そういえば、先日の宮脇さんの本に初めて出会ったのもこのお店、今でも大切に手前の本棚にある本のいくつかはここで買った本たちです。 当時は、一日ここで建築関係の本を立ち読みしては、「いつか作る自分の家はどんな家にしようか」と時間を忘れて読み漁っていたことが懐かしい。 大学では建築とは違う学科を専攻していたので、10年後にまさか建築の仕事ができるとは想像していなかったけど、今思うと建築を仕事にしようと思い始めたきっかけの一つはこの本屋だったんだなと気付きました。
そう思うと、当時を思い出してもっともっと仕事を楽しもうという気が湧いてきました。
一冊気に入った本を買って、次にバイクのカスタムによく通ったお店を探したのですが無くなったのか見つからず、しょうがないので天下一品の本店でならんでこってりラーメン。ぶらぶら懐かしい商店街を覗きながら歩いて、最後に名曲喫茶 柳月堂 でViolin Sonata No. 9 (Beethoven)をリクエスト、気分良く帰ろうとレジまでいったら、なんと今度来た時にリクエストしようと思っていたViolin Concerto (Brahms)が流れてきて慌てて席に戻って、結局4時間いりびたり。 なんか得した気分の一日でした。